bienとbueno、malとmaloの使い分けについて習ったので、備忘も兼ねて記事にしてみます。
スペイン語では、「良い」という意味の単語が2種類あります。
”bien”と”bueno”
悪い、という意味の単語も2つ、
“mal”と”malo”
英語だとどちらもgoodかbadなので、この使い分けは結構スペイン語(というか、ラテン語)に独特の要素な気がします。
bienとbueno、estarとserの使い分け
と、いうことで、まずは、動詞estarとserと一緒に使う場合について、
・ estarと一緒に使う場合は、bien
・ serと一緒に使う場合は、bueno
が正しい使い方なんだそうです。
なので、
“está bien”
は正しくても、
“es bien.”
は正しくない、正しくは
”es bueno.”
だと。
これ、文章にすると「あ、そうなのね」で終わるんですが、いざ実際にスペイン語で喋ってみると、フツーに”¡es bien!”って言いそうになります。・・・ってか、しょっちゅう言ってる気がします。
どうしても、英語の方を先に習っているせいか、
”It’s good!”
と同じような感覚で喋っちゃうんですよね〜。
これはもう、ひたすら会話して慣れるしかないのかな。。
ここは、malとmaloの使い分けも同じです。
ただし、食べ物や飲み物の場合・・・
ただし、食べ物や飲み物の場合は、
”Es bueno”
”Está bueno”
のどちらも正しい使い方になるようです。
この2つ、微妙なニュアンスの違いがあるようで、
”Es bueno”
は、「それ」が普遍的に美味しい、
例えば、「カレー(という食べ物)は美味しい」、というニュアンスになるのに対し、
”Está bueno”
だと、「今目の前にあるその食べ物」が美味しい、
例えば、「このカレーすごく美味しい」、というニュアンスになるのだそう。
なので、パートナーの手料理をほめる時は、
”Está bueno”
ですよ!
buenとbueno、動詞と名詞の使い分け
次に、動詞・名詞と一緒に使う場合です。
bienは副詞なので、基本的には動詞を修飾します。
”juego futbol bien” (僕はサッカーがうまいです)
みたいな感じですね。
一方で、buenoは、形容詞なので、名詞を修飾します。
”soy futbolista bueno” (僕はいいサッカー選手です)
のように使います。
ただし!
malとmaloはちょっと特殊。(ぶっちゃけ、今回の記事はここが書きたかったんです。)
形容詞の場合、男性名詞(単数)の前に置かれると、語尾が消えて短くなることがあります。
むしろ、結構名詞の前に置かれる方が自然で、さっきの例の
”soy futbolista bueno”
も本来ちょっと不自然、
本当は
”soy buen futbolista”
のが自然に思えます。
他の単語の例だと、
bueno ➡ buen viaje(良い旅)
alguno ➡ algún dia(いつか)
などなど。
これが、maloの場合・・・
mal tiempo(悪天候)
気づきました?
”malo”の場合、語尾が消えると”mal”になって、別の単語の”mal”と区別がつかなくなっちゃうんです。
なので、”mal”は、そのまま”mal”なのか、実は”malo”なのか、気をつけながら読む必要があるってことですね。
まあ、きっとちょっと間違えても意味は通じるんでしょうけど、っていうか僕も”es bien”って言いまくって普通に通じてたんで、これを気にしすぎて何も話せなくなっちゃったら本末転倒なんで、気にしすぎも良くないんですけどね^^;
でも、どうせならキレイなスペイン語を話したいもの。
スペイン語会話に余裕が出てきたら、意識してみるといいんじゃないでしょうか!