トレドのパラドールに泊まってみた 宿泊体験とおすすめの予約方法

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2014年の夏のスペイン旅行で、トレドのパラドールに1泊しました。あまりに素晴らしい体験だったので、トレドのパラドールについて記事にしたいと思います。

 

「パラドール」っていうのは、スペイン国営の宿泊施設のこと。

単なるホテルではなく、その多くが古城や宮殿、修道院など歴史的な建造物を宿泊施設にコンバージョンして運営しているため、施設の重厚感や雰囲気は、外資系のラグジュアリーホテルでさえ追随を許さないもの。

それでいて、国営のためかお値段がそれほど高くないため、スペインへの観光客に絶大な人気があります。

 

おそらく一番有名&人気なのはグラナダのパラドールだと思います。なんと世界遺産・アルハンブラ宮殿の中にあり、世界遺産に泊まれてしまうという唯一無二のホテル。ピーク時には、6ヶ月前からいっぱいになってしまうらしいです。

 

トレドのパラドールも、グラナダのパラドールに劣らず有名です。ここは、部屋から眺めるトレドの景色がまさに絶景。トレド自体、日本からの便が発着するマドリードからのアクセスがいいので、日本人には特に人気のあるパラドールです。

 

 

いざ、トレドのパラドールへ!!

トレドのパラドールへは、タクシーが便利・・・というか、交通手段はタクシー1択です。

市街から歩いて行くことも不可能ではないですが、パラドールは高所にあるため、スーツケースを引きずって登って行くのは相当きついでしょう。はるばるトレドまで来てなぜそんな苦行をせねばならんのか。

・・・ということで、素直に駅や中心広場からタクシーを捕まえることをお勧めします。料金は、片道で10ユーロかかりません。

 

これが、パラドールのエントランス

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そしてフロント

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エントランスロビー

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マドリードのアトーチャ駅からトレドへは、電車で40分弱。午前中にマドリードを出発すれば、お昼前にはパラドールに到着します。チェックイン時間より相当前についてしまう場合が多いと思いますが、こういう場合はフロントに荷物を預けて観光に出る、もしくはパラドールのカフェでゆっくり時間を潰すことができます。

パラドールのカフェは、大抵混み合います。ここは、宿泊者じゃなくても使える、かつ景色がいいので、みんなタクシーでお茶するためだけに登ってくるんですね。

それ(お茶のみ利用)もいいんだけど、せっかくトレドに来たからにはぜひこのパラドールに泊まることをお勧めします。

 

建物の中も、趣があって素晴らしい。

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プールもあります。

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これがお部屋。

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バスルーム

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アメニティ。

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街中の安ホテルとは、比べちゃナンですがレベルが違う(笑)

 

このパラドールには、バルコニーからトレドの町を見下ろせる「シティビュー」のほかに、プールに面した「プールビュー」の部屋があります。今回泊まったのは、もちろんシティビュー。バルコニーから絶景を眺めながら、さっそくビールをいただくことに・・・。

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一応ルームバーはあったんですが、ビールやコーラ、オレンジジュースなど各1本ずつしかストックがなかったので、もっと飲み物が欲しい人は街中のスーパーなどに寄ってからホテルに来るのがいいと思います。パラドールの近辺には、マジでお店が何もないので、選択肢はパラドールのカフェのみ。そこすら満員だと、結構悲惨なことになります。。

 

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あと、バルコニーからの眺めは本当に素晴らしいんですが、一つ難点を挙げるとすれば、隣のお部屋との境界がご覧のような金属の装飾のみなので、隣のバルコニーから丸見えなこと。お隣の宿泊客もバルコニーでくつろいでたりすると、普通に目が合うし、嫌な人にはイヤかもしれませんね。

 

トレドのパラドールは、レストランも素晴らしい!

パラドールのレストランの夕食は8時半から。

スペインの夏は9時過ぎまで空が明るいので、お腹はこれ以上ないくらい空いているのにまわりは明るいという、なんとも奇妙な状態になります。8時半ぴったりにレストランに向かうと、お客さんは3組程度、そして、みんな日本人グループでした(笑)外国人は、9時前後になってからのんびり入ってくる感じ。

国民性もあると思うけど、日本人にとっての夜8時半って、空腹の限界なんでしょうねぇ。。

 

ハーフポート(1泊2食付き)プランにすると、夕食が宿泊料に含まれてきます。プランが複数あるためどれが適用されるのかよくわからずホテルのスタッフに質問したところ、前菜(Primero)と主催(Segundo)に加えデザート(Postre)が含まれるそう。大抵の人はこれで十分かと思います。

ドリンクは別料金ですが、グラスワインでも3ユーロ程度。しかしクオリティは高く、普通のホテルのレストランであれば、同じワイン1杯で1000円取られてもおかしくないもの。このあたりの価格設定は、「国営」であるパラドールならではだと思います。

 

レストランからも、トレドの町が見下ろせます。

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こんな贅沢なロケーションのレストラン、世界広しといえどもそうそうないんじゃないでしょうか。

 

8月のスペインは、8時半でもこの明るさ。ワインを飲みながらサンセットを眺める、贅沢な時間・・・。

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夕食の一皿目は、タパスの盛合せ。ガスパチョ、コロッケ、チーズ、エビ、レバーパテと、あと一品は何だったか忘れましたw 正直、この日の前菜チョイスの中で一番のメニューだったと思います!(自分が食べたせいもあってちょっと贔屓目)

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そして二皿目はイベリコ豚。これも、柔らかくて美味い!ただ、ちょっと塩味がきつかったです。

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2時間程度かけて景色と料理とワインをゆっくり楽しむと、デザートを食べることにはあたりはすっかり暗く。。

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トレドの街は、金曜日と土曜日は全体がライトアップされ、ため息の出るような夜景が見れます。夕食後は、部屋に戻ってトレドの夜景を堪能。レストランも見渡せたんですが、午前0時を過ぎてもまだ賑わってました。

 

パラドール・デ・トレド おすすめの予約方法など

トレドのパラドールに泊まるからには、絶対にシティビューにすべきです。窓からの景色が段違なのにもかかわらず、プールビューとシティビューで料金が数千円レベルしか変わりません。

 

なので、ホテル予約サイトで予約する場合は、シティビューのお部屋を選べるサイトにすべき。

私は、「Booking.com」を使って予約しました。

 

普段使っているのは「Hotels.com」だったんですが、そっちだとお部屋の選択肢が出てこず、シティビューが確実に取れているかわからなかったので。「Booking.com」では、ちゃんとシティビューとプールビューを選ぶことができました。

 Booking.comでの、パラドールのページはこちら

 

一応、備考欄に、

”¡Habitacíon con buena vista por favor!”(いい景色のお部屋をお願いします!)

と書くのも忘れずに(笑)

 

あと、ここはハーフポート(1泊2食付き)にしても、朝食のみプランと比べ一人5000円程度しか変わらないので、ハーフポートにするのがお得です。・・・というか、ここのレストランは数万円払ってもいい価値があるので、これは破格といってもいいレベルです。ぜひ、ハーフポートを選んでください。あわよくばフルポート(1泊3食付き)でもいいかも。

 

パラドール・デ・トレド、2人で行けば一人たったの2万円ちょっとで、人生最高レベルの贅沢な時間が過ごせます。仕事や家事、学業などなど障害も多いですが、一度くらいは思い切って行ってみる価値はありますよ!



Booking.com

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