スペインのスパークリングワイン、「カヴァ」。
カヴァは、スペインの特定地域で作られるスパークリングワインです。
シャンパンと同じく、いわゆる、原産地呼称認定地域なんですが、その地域は、スペイン各地に散っています。これは、「カヴァ」の原産地呼称の認定のされかたがやや特殊だったためです。
しかし、現状、カヴァのうち99%はカタルーニャ州で、95%はその中のベネデス地域で生産されています。なので、カヴァとは実質カタルーニャ州で生産されたスパークリングワインを指すと思ってよいでしょう。
カヴァの特徴は、その圧倒的なコストパフォーマンス。
カヴァはシャンパンと同じ「瓶内二次発酵」を行うという製法で作られていますし、原産地呼称認定のため品質管理もしっかりしています。にもかかわらず、シャンパンと比べて圧倒的に低価格なんです。
よく分からないスパークリングワインを買うくらいなら、カヴァを買うのがオススメですよ!
この記事のもくじ
フレシネ・コルトンネグロ
フレシネは1861年設立と非常に歴史があり、コドルニウ社とともにカヴァ生産者の2大巨頭として知られています。おそらく、日本で一番有名な知られているカヴァの生産者でしょうね。
こちらは超有名、押しも押されもせぬフレシネ社の主力商品です。飲んだことがなくても、一度はボトルを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
フレシネ・ブリュット・バロッコ
コルドンネグロが有名なフレシネですが、高級ラインの商品も出しています。
コルドンネグロが18ヶ月の瓶内熟成なのに対し、こちらのバロッコは30ヶ月以上の瓶内熟成。にもかかわらず、3000円台で購入可能と比較的リーズナブルです。
高級感あふれるボトルなので、贈り物やホームパーティーのお土産にもおすすめですよ。
コドルニウ・クラシコ・セコ
フレシネとともにカヴァ生産者の二大巨頭をなすメーカー、コドルニウ社の主力商品。フレシネのコルドンネグロと同じくらいの価格帯です。
フレシネのコルドンネグロはボトルがちょっと有名すぎるので、手土産にはこっちの方がいいかもしれませんね。
コドルニウ・キュヴェ・レイナ・マリア・クリスティーナ
コドルニウは、王室御用達メーカーとして、王室の催事にカヴァを提供しています。
こちらは、スペイン王妃マリア・クリスティーナの名前と王家の紋章を冠するコドルニウ社の上位商品。王室御用達メーカーだからこその商品といえます。
ロベジャ・グラン・レゼルヴァ
カヴァは抜群のコストパフォーマンスがウリですが、こちらはカヴァの中でも高級品の部類。スペイン前国王ファン・カルロス1世が好んで飲んでいるもので、結婚50年の式典でも乾杯用のワインとして選ばれたものです。
ロベジャ社は、フランスのスパークリングワインコンクールで1位を獲得しているんですが、なんとそのコンクールにはシャンパンも含めての審査だったとのこと。つまり、フランス人をしてシャンパンと同等以上と認められたという、すごいカヴァです。
カンポス・デ・エストレジャス
マンガ「神の雫」にも登場したコスパ抜群のスパークリング。作品中に登場したのは辛口の「カンポス・デ・エストレジャス・ブリュット」でしたが、私のオススメは写真のロゼです。
フルーティーで飲みやすく、色も綺麗かつラベルも華やか。誕生日会や結婚式などのおめでたい場、パーティーの持ち込みお土産にピッタリのカヴァだと思います。
ぶどう品種は、ピノ・ノワール100%。シャンパンにも使われるぶどう品種です。これでお値段2000円ちょっとだなんて、言うことないですね
個人的には、クリスマスの時期に飲みたくなるカヴァです。