グラナダのバル事情 タパスが無料(タダ)って本当なの?

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スペインと言えばバルですが、その中でも、グラナダのバルは格別です。

なんと、ここではタパスが無料で食べられてしまうんです!

 

タパスってそもそも何?

 

ところで、正確にはタパスって何でしょうか?

おつまみ?

スナック?

 

最近は日本でもスペインバルスタイルのお店が増えていますが、なかなかこのタパスとおつまみの違いがわかるお店はまだまだ少ないのではないでしょうか?

日本語で言ってしまえば、おつまみとしか翻訳のしようがないかもしれませんが、これは日本で私たちが注文するおつまみとはかなり趣が異なります。

 

タパスの歴史

 

これには諸説ありますが、有力な説のひとつとして、今からほぼ800年前のカスティーリャ王国起源説があります。当時の王アルフォンソ10世が作ったとされるタパスを供するように義務付けた法律があるのです。

この王様が病に臥せっていたとき、簡単な食事をはさみながらワインを飲んだところ、見事に病気から快復しました。

これに喜んだ王様は「みなに伝えよ。これからはワインを飲む際には必ず少量の軽食をとることを命ずる」と言ったかどうかは定かではありませんが、これによってタパスをお酒と一緒に出さなければならなくなったのです。

 

アンダルシアのタパスは基本無料(タダ)

 

ひとくちにタパスといってもスペインの各地方によって色とりどりです。

そしてグラナダのタパスの特徴のひとつとして、お金を払わなくてもいいというのがあります。

 

グラナダのバルの場合、基本的にコーヒーや紅茶類を頼む場合以外は、必ずタパスが付いてきます。ジュースをたのんでも、ソーダ類を頼んでも付いてきます。しかも、頼む度に種類の違ったタパスが付いてくるのです。

 

タパス代が取られないということは、お金はドリンクに含まれているのでしょうか?

でもドリンク自体、日本円にしてビールなら高くてせいぜい300円、コーラなら250円といったとこです。こんな太っ腹で商売なりたつのかが気になってしまいますが、おそらく大丈夫なのでしょう。

 

グラナダのタパスってどんなの?

グラナダのタパスのスゴイのはこれだけではありません。

多くのバルが、そのタダで提供するタパスのメニューを備えてます。ビールをお代わりするたびにメニューから自分が食べたいタパスを選ぶのです。そしてバルによっては、ただとは思えないボリュームのタパスを用意しているのです。

 

たとえば、タパスといいながらも普通サイズのお皿に、ハンバーガー、ポテトフライ、サラダが盛られています。これを食べるだけでお腹がいっぱいになるのですが、ビールをお代わりすると、今度はポークステーキ、ポテトフライ、サラダを注文することもできるのです。

これも、タダで!

 

グラナダのバル紹介

グラナダのバルはそのお店特有のタパスを用意していて、バリエーションが本当に豊富です。そのいくつかを紹介してみましょう。

 

Café Bar El Horno de Paquito

グラナダのアルバイシン地区にあるバル。

このお店が有名なのは、なんといってもそのカタツムリのタパス!普通カタツムリはトマトベースのソースなのですが、ここはコンソメ風のすっきりスープです。

カタツムリに病みつきになること間違いなし!

 

Bar Casa Julio

こちらも老舗。

ヌエバ広場近くのちょっとわかりにくい路地裏にあるバル。ここのタパスはお皿いっぱいに盛られたナスのフライと魚のフライ。どちらも量も味にも文句のつけようがありません。

いつ行ってもたくさんの人でにぎわってます。

 

Los Diamantes

市役所近くのナバス通り。この通りはオープンテラスのバルが立ち並ぶ観光名所なのですが、その中でもピカイチはここ。

ビールを頼む度に大盛のカタクチイワシのフライを楽しむことができます。(何度もいいますけど、タダですよ!)

 

最後に

 

ここで紹介したバルの他にも、例えば、日本食レストランでは飲み物を頼むたびに天ぷらや握り寿司を注文できたり、自分でタパスは選べませんが、一杯目のタパス、二杯目のタパスという風に飲む度に違う種類のタパスを出してくれるお店なんかもあります。

 

グラナダを訪れる際には是非、バルで無料でタパスを楽しんでください。

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