マドリッドの夏の気候の特徴 温度や湿度、雨はどれくらいか 

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スペインと言うと、多くの人が暑い国だと思うのではないでしょうか?

確かに真夏の暑さは日本では考えられないくらい気温が上昇します。しかし冬にはスペインでも多くの地方で降雪もみられるのです。

 

それでは具体的にスペインの首都マドリッドの気候がどんなものか見ていきましょう。

 

マドリッドの平均気温は東京よりも低い

 

世界気象機関のデータによると、マドリッド一年を通じての平均気温は、14.6℃となっており、東京の15.4℃と比べても低いくらいです。

夏の平均最高気温は7月と8月が30℃を超えていますが、これも東京とそんなにかわりません。冬場の平均最高気温も1月のマドリッドで9.7℃、東京で9.8℃とこれもまたほぼ同じなんです。

それでもマドリッドと東京ではその気候はまったく違う印象を受けるはずです。それでは、いったいこのふたつの都市で決定的に違うことは何なのでしょうか?

 

マドリッドでは夏場は雨がほとんど降らない

 

日本とスペインの気候には決定的な違いがあります。

それは、降水量です。

 

マドリッドやアンダルシア地方のグラナダでは、5月~9月くらいまではめったに雨が降りません。データでは、マドリッドの5月~9月の降水量の合計が130mmなのに対し、東京はその6倍以上の818mmもあります。

一年を通して見ると、マドリッドの436mmに対して、東京は1466.7mmと差が歴然です。そして降水日数も、マドリッドでは7月と8月をあわせて6日間しか雨が降っていません。

 

スペインの青い空

 

マドリッドではこのように夏場はほとんど雨が降らず、そして仮に降ったとしても一日中雨が降り続くということはまずないので、マドリッドに限らないのですが、個々のバルはオープンテラスを用意していて、青空の下で気持ちよくビールとタパスを楽しむことができるのです。

このスタイルを模したオープンテラスカフェは日本にもありますが、雨が降る度にテーブルをかたずけなければならなかったり、その後の掃除がとても大変です。
スペインのバルによっては、建物の中には小さな、5~6人がやっと座ることができるカウンターがあるだけなのに、外部のオープンテラスには30~40ものテーブルを用意しているところなんかも珍しくありません。

気候がこうなので、オープンテラスでの営業をメインにすることが可能なのです。

晴れた日には、雲一つない青空を満喫しながらのビール。スペインならではのスタイルです。

 

カラッとした空気

 

そしてもう一つ、スペインの気候の特徴の一つに湿度の低さがあります。

 

雨が降らないとは、つまり湿度が低く、夏場の40℃を超えるような暑さの中でも、日本のように汗ぐっしょりになることはほとんどありません。

さらに、日陰に入るとひんやりと涼しく、とても過ごしやすいのです。グラナダのバルには、夏40℃を超えているにもかかわらず、店内に冷房をきかせていないバルも珍しくありませんでした。

 

そこまで日陰や建物の中は涼しいのです。

 

気候が国民性を決める

こんなに気持ちよい天候は、日本では経験できません。こんな中育つ子供達はきっと心も晴れ晴れとした気持ちよい性格に育つのではないでしょうか?

きっとこのスペインの青空と太陽が、スペインの国民性の重要な決定要素になっているような気がしてなりません。

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