芸術の町、ビルバオのシンボル「グッゲンハイム」美術館。
グッケンハイムと名のつく美術館はアメリカを始めとしていくつかあります。
これは美術収集家であったアメリカ人のグッケンハイム氏が、現代美術支援の目的で1937に設立した「グッケンハイム財団」が運営・管理をしている美術館なのです。
このビルバオに建築されたグッケンハイム美術館は、1997年に開館して以来、美術界にとどまらず重要なメッセージを世界に発信しつづけています。
ここでは、このビルバオのグッケンハイム美術館について紹介します。
この記事のもくじ
建築的価値
ビルバオのグッケンハイム美術館の特徴の一つに、その建築形態があります。
これは当時の建築界の最先端であった「デコンストラクション:脱構築主義の建築」の重要な建築家の一人であった、フランク・オー・ゲイリーによる設計でした。
この美術館の持つ力強くそしてある意味繊細なデザインは、現在もなおそれを目にする人の心を惹きつけてやまないでしょう。
それもそのはずで、この建築が完成した当初、この建物は世界の建築界の巨匠達に大絶賛されたのです。
時代を超越したその未来的なフォルムはこの世界に2つとないユニークなもので、それは今後とも変わらない建築的価値を有しています。
つまり、このグッケンハイム美術館の建築それ自体が芸術表現として展示されているのです。
アクセス情報など
この美術館があるビルバオ市は、スペイン北部のバスク地方の首都でもあります。ちなみにバスク地方はスペインの中でも、その地方独特の風習、文化が発達した地でもあり、またバスク特有の言語まであります。
そんなビルバオを訪ねる際には是非寄ってみたい場所ですが、ここで具体的に美術館の基本情報を見て行きましょう。
アクセス
美術館のある場所はビルバオ市の中心街にあるので、様々な公共の交通手段が利用できます。
その中でも最も利用しやすいのが地下鉄になるでしょう。
ビルバオの地下鉄はL1とL2の2つの路線が利用可能なのですが、そのどちらに乗っても停車する駅「Moyúa:モユア」駅が最寄りになります。もしくはライトレールの「Guggenheim:グッケンハイム」駅で降りると、美術館はすぐそばです。
開館日および時間
火曜日から日曜日までの毎日。
ただし2015年は7月と8月の全月曜日、10月12日、12月7日、28日は開館。12月25日と1月1日は閉館。
開館時間は10:00から20:00まで。
ただし、12月24日と31日は17:00で閉館。
また、入場券の発売窓口は閉館時間の30分前に閉まるので注意が必要です。
入場料金
(この記事を書いている日の料金です。日によって料金はかわります。)
大人:11ユーロ
年金受給者:6.5ユーロ
20人以上のグループ:1人10ユーロ
学生(25歳以下):6.5ユーロ
子供(11歳以下、大人同伴のこと):無料
入場料金はその日によって変動するので、詳細はホームページで確認してください。
観光スポットとして
上でも述べましたが、この美術館は外観を見るだけでも十分価値のある建築物です。
もちろん展示の内容も美術界にインパクトを与え続けるような企画展示も多いので、ビルバオを訪れた際には必ず行ってみてください。
最先端のアートに触れられる絶好の機会を逃さないように!