スペインで多いスリ、置き引きとその手口 予習して被害を避けよう!

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スペインは、ヨーロッパの中でも治安が悪い国というイメージが強いです。その原因は、スリや置き引き被害の多さ、そして悪名高いマドリッドの「首しめ強盗」にあるんじゃないかと思います。

実際には、強盗被害はもうかなり減っっているんですが、相変わらずスリや置き引きは本当に多いです。特に日本は世界でも類を見ないほど治安がいい国なもんで、日本と同じ感覚で過ごしている日本人はスリなどから見れば格好の獲物なわけです。

スリや置き引きなどの軽犯罪は、最低限の注意を払っていれば、そしてその手口をしておけば9割以上は防げます。せっかくのスペイン滞在を嫌な思い出にしないためにも、手口をしっかり予習しておきましょう。現地在住のライターさんにもご協力をいただき、私の経験も踏まえて手口をまとめました。

 

スペインでのスリについて

 

どんな場所で注意が必要?

マドリッドやバルセロナなどの大都市では、地下鉄などの車中、駅構内や駅に通じるエスカレーターや通路、または人の集中する観光スポットで起きています。

 

スリの手口は?

① ケチャップ・スリ

ケチャップなどで服が汚れていると指摘し、対応している間に財布などを盗む手口です。最近バルセロナで数件、マドリッドでも1件報告されています。

ケチャップではなくアイスクリームなどを服につけてくる場合もあるので、気を付けてください。

 

② エスカレーターでのスリ

エスカレーターで突然前の人が立ち止まるなどして、こちらが立ち止まった時に後ろからぶつかられ、気がつくと財布をすられている、という手口です。

慣れないうちは、エスカレーターには乗らないほうが無難です。

 

③ ニセ警官

観光客を装った人に声をかけられ(大抵は道を聞かれます)話しているとニセ警官がやってきて、警察手帳のようなものを見せた上で財布を見せるように言ってきます。グルのニセ観光客が財布を見せているのでこちらも見せると、気をそらされている間にお金を抜かれます。
私はバルセロナのゴシック地区からボルン地区に抜ける裏道でこれに合いましたが、幸い手口を知っていたためすぐにその場を離れ、事無きを得ました。

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確かこの辺でした。

 

④ 地下鉄スリ

地下鉄に乗っていると、数人組のスリ(女性が多いです)がやってきます。一人が気をそらせている間に、他がポケットから財布などをスっていく、というパターンです。

私はこれも経験した事がありますが、その時の手口はこうでした。

地下鉄にあらかじめスリのうちの一人が乗っていて、待機しています。駅に着くと足元のおぼつかない様子の別のスリが乗ってきて、電車の揺れに乗じて躓いたふりしてこちらに掴まってきます。気を取られているスキに、あらかじめ待機していたスリにポケットを探られています。

ズボンの後ろポケットなど、探られやすい場所にお金を入れない事が重要です。

 

スリを防ぐためには?

「手荷物・バッグを出来るだけ自分の見えるところに抱える」、「ファスナー開閉部分を手前(自分側)にする」、「デイパックの外ポケットなど、探られやすい場所に貴重品を入れない」、

なども重要ですが、最も簡単かつ有効な予防法は多額の現金や貴重品を持ち歩かないこと、これに尽きます。

いかにも「お金を持ってる人」な格好も狙われる原因になるので、現地のスーパーなどの袋に最低限の荷物をいれて持ち歩くというのがオススメです。

「エル・コルテ・イングレス」の買い物袋なんかはデザインもオシャレなのでおすすめです。
(でも、女性はちょっとつらいかな^^;)

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あと、スペインに限らず重宝するのが、ボタン付きのポケットのあるカーゴパンツ。

カーゴポケットは普通の姿勢だと手が届きづらい場所にあるので、ここに貴重品をいれておくとスリの予防になります。

 

スペインの置き引きの手口とは?

 

置き引きは、多くはホテルでの朝食ビュッフェで起きています。

手荷物がある場合、食事を取りに行くときは必ず持っているように。テーブルや椅子に置いて席を立たないでください。食事の際もバッグは自分の見える所(特に手前)に。足元に置いたり隣の空席に置いたりしないようにしましょう。

 

また、ホテルのレセプション、空港カウンターなどでも注意が必要です。

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