カリモーチョのレシピ、割合とアレンジ方法を紹介

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スペイン発祥のカクテル、カリモーチョ。

しごく単純なカクテルで、赤ワインとコーラを半々で割ったものです。しかも、500mlや1リットルの大きなグラスやプラスチックコップにつがれる、気軽な飲み物です。

 

カリモーチョは1970年代にスペイン北部のバスク地方で発案され、その後スペイン中で親しまれています。

もちろんバルでも注文できますが、もともとは凝ったカクテルではなくスポーツ観戦に、コンサートに、海岸で、どこでも簡単に安価で作れるカクテルで楽しく過ごそうというのが原点です。使う赤ワインも安い紙パック入りや若い赤ワインでかまいません。

 

 

カリモーチョを作るときの割合は?

 

カリモーチョの赤ワインとコーラの割合は、基本的には1:1です。

 

ただ、スペインの若者はカリモーチョをもっとハードに、もっと安くと、赤ワイン2:コーラ1とアルコールの割合を高くしたりします。

また、彼らはできたカリモーチョをさらにビール”cervesa”と混ぜて「セルベモーチョ」という飲み物にすることも! 割合はビール1:カリモーチョ1だったり、ビール1:カリモーチョ3だったりとさまざまです。

 

逆に、カリモーチョにカシス(スペインではモラ)やキウイのリキュールをを少し加えてステアするという、おしゃれな飲み方もあります。

是非お試しを。

 

スペインでのカリモーチョ

 

カリモーチョは、別名「貧しい人のキューバリブレ」とも言われます。キューバリブレはラムとコーラのカクテルですね。

スペインでラムを1本買うお金で紙パックの赤ワインなら10パック以上買えますから、単純に10分の1近くの予算で作れるわけです。それで「貧しい人のキューバリブレ」と。

 

この安くて簡単なカリモーチョ、ここ数年はボテジョン(BOTELLON)と呼ばれる若者たちの屋外飲み会でも利用されます。

ボテジョンとは巨大ボトルという意味です。

 

何杯もバルやビーチバーでお金を払ってドリンクを買う余裕のない若者たちが、スーパーで2リットルのコーラやファンタとさまざまなアルコール飲料をボトルで買い、広場や海岸などに持ち寄り即席カクテルドリンク、ハードドリンクを作って朝まで飲んで騒ぐものです。

夏場は町中だけでなく、おしゃれなビーチバーのすぐ横の海岸を陣取って、ビーチバーの音楽を楽しみながらボテジョンを!ちゃっかりしたものです。

 

このボテジョン、町中のちょっとした広場などでも開催し大騒ぎ、翌朝ごみも道にまき散らし解散、近辺住民にとっては睡眠不足の上に彼らの後始末の掃除までさせられ、訴え続出。

そのうえ喧嘩や急性アルコール中毒で倒れたりと警察や救急車も出動して大きな社会問題となり、禁止規則を設けた市町村も多いです。

 

さてこういったボテジョンで作るカリモーチョ。大きなプラ容器やビニール袋(スーパー袋やごみ袋!)で作ります。

まずは紙パックワインのパックを全開しワインを袋に、空のパックに同量のコーラを入れて袋に、これでしっかり半々の割合でカリモーチョの出来上がりです。これを繰り返して混ぜ合わせたものをそれぞれが氷を入れたプラコップで直接すくって乾杯です。

ワイルドですね!

 

 

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