バル巡りシリーズ第二弾、
ちょっと小腹が空いたからなんか食べに行きたいんだけど、あんまりガッツリ食べる気分でもないしなあってことで、スペインでよくお世話になったピンチョスを食べれるバルを検索したら見つけたお店がここLIZARRAN。日本にもスペインバルは増えましたが、ピンチョスバルはまだまだ少ないです。
このお店、本店はスペインにある、本物のスペインバル。赤坂見附の店舗は日本1号展で、2014年の10月にオープンした新しいお店だそうです。
お店の場所は、赤坂見附駅の11番出口、エレベーターで地上に出て目の前というなかなかいい立地です。目の前にプレジデンシャルタワーがそびえ立ちます。
入り口はこんな感じ。
店内、
ちょっとお洒落なファストフード店という雰囲気。これは、世界中のLIZARRANで同じテイストの店内になっているみたいですね。椅子の座り心地があまり良くありませんが、まあピンチョスバルってそんな長居するお店じゃないしね。
ドリンクメニュー
ここ、すごいなと思ったのは赤、白、泡の各ワインに加え、なんとシェリー酒までグラスでオーダーできます。しかも、ワインは全てスペイン産というこだわりっぷり。
オリジナルのドラフトビールもあるんですが、これも日本のビールと異なる味わい。クラフトビールのようなコクのある味で、非常に美味しかったです。スペインの有名なビール、Cruz Campoに近い味です。
店内では、カウンターにずらりと色とりどりのピンチョスが。これを、セルフで大きなお皿にとって食べ、爪楊枝の数を数えて後で精算するというシステム。ピンチョスは220円と280円の2種類で、長い爪楊枝のものが280円、短い爪楊枝のものが220円です。
システム的には、回転寿司のスペイン版と考えると分かりやすいかも。
まずはホタテのピンチョスとエビとタルタルソースのピンチョスから。ホタテのほうは280円、エビのほうは220円。値段の割に結構なボリュームがあります。
お店のお兄ちゃんが勧めてくれた、スペインの赤パプリカにポテサラを詰めたピンチョスと、ハムを刻んでマヨネーズを和えたピンチョス。これも美味。
もちろんワインも忘れずに。
ピンチョスはバスク料理で、バスクの白ワインは微発泡の独特なワインなんですが、こちらはオーソドックスな白ワインでした。
基本的にピンチョスはカウンターに並んでるんですが、時々暖かいピンチョスが出来上がると、鐘の音と掛け声とともに、スタッフがお皿を持って店内を回ります。それがどれもこれも美味しそうで・・・。お腹いっぱいでもついついもう一つ、もう一つ、と手が止まりません。
ミニハンバーガー。おもろい。
これ結構スペインでも人気のメニューで、バルセロナ1のバルと評判の「セルべセリア・カタラナ」でもメニューにありました。
パエジャも1人前ずつの小さいお皿で作られて、店員さんが勧めに来ます^^
店内の音楽もスペイン語。サクッと小腹を満たして帰るもよし、ちびちびとお酒を飲みながら、暖かいピンチョスが出来上がるのを待ってダラダラ過ごすもよし・・・
やばい、ここ超楽しい!!
某レビューサイトでは「ピンチョスを取りに行くのがめんどくさい」、という評判もちらほらあるようですが、私にとってはこれこそが本物のピンチョスバル。日本に居ながら、スペインにいるような体験ができます。
お会計もお手ごろ価格で、ピンチョス6個にミニパエジャ1皿、ビール2杯にワイン1杯と結構食べたにも関わらず、お会計は約3500円でした。
ピンチョスの種類は300種類以上あるらしいので、何度行っても飽きることはなさそう。それ以外にも、フリットや生ハムなどのタパスを頼むこともできます。
これは、通わざるを得まい・・・。
ちなみにこのお店、営業時間が8時〜と、早朝から営業しており、朝はクロワッサンなども出してくれます。また、ソフトドリンクは200円という安さなので、ちょっとお茶しに入る、という使い方も出来そう。
朝食も、ランチも、お茶も、飲みも全てお任せ。まさに、日本に上陸した本物の「スペインバル」と言えるでしょう。
1号展は赤坂見附だけど、渋谷とか原宿とかに出店してもウケがいいんじゃないかなあ。
で、このLIZARRAN、非常にコスパが高いバルだと思うんですが、あえて難点をあげるとすればその内装。
やっぱりちょっとファストフード店ぽいっていうか、悪い言い方すると安っぽく見えてしまう部分もあります。個人的にはもう少しウッディというか、クラシカルな内装の方が好みです。
まあ、逆に言えば敷居が低く気軽に入れる雰囲気ではありますし、これがお店のコンセプトなんで仕方ないんでしょうけどね。
総合的には、非常に満足、というかここまでバルっぽいバルもなかなかないと思います。2号店、3号店と日本でもぜひ展開していってほしい!
おすすめです。