マンションのフレッツ光が遅い場合の、モバイルWifiという選択肢

先日、ネットのプロバイダを変更した記事を書きました。

 

それ以来。速度は以前より改善していたのですが、ある時を境に段々遅く、使用に差し支えがある速度に・・・。

今度は、ネット上の速度判定で十分な速度判定が出ているにもかかわらず、体感値的に満足な速度が出ないのです。

Macのchromeで表示がくるくる回り続けたまま、なかなかページが表示されない。

 

これは一体どういうことなのか、ウェブや家電量販店などで聞きまくった結果、ある状況が浮かび上がりました。

 

ネットが遅い原因は・・・

 

家電量販店で色々と聞いてみた結果判明したんですが、自宅のネットが遅くなった原因、

 

それは、戸数の多いマンションだからだったのです。

 

マンションタイプのフレッツ光などの光回線は、全体で共通のネット回線を引いていることが多く、その場合それを全戸で共有している状態です。つまり、他のお家の方がヘビーに使っていたりすると、全体の回線にも負担がかかっている状態で、その分速度が遅くなってしまうらしいのです。

また、夜間など、みんながネットを使う時間帯は回線が混み合って速度が遅くなります。

 

これらは、回線そのものの問題なので、プロバイダを変えただけでは解決しません(プロバイダ自体も、遅いプロバイダというのは存在するので、プロバイダ変更により多少改善する部分もありますが、回線自体の問題は解決しないということです)。

自分の場合、プロバイダをocnから変更したことで状況は改善したものの、回線そのものの問題は残っていた、という状況だったようです。

 

そして、この回線そのものの問題は、どうもラピッドネットなどのネット速度診断では判明しないようなんです。これは例えるなら、プールのウォータースライダーの行列を想像してください。

 

滑り出してしまえば下までは速い、だけど滑り出すまでは順番待ちの大行列・・・。

 

ラピッドネットなどネットの速度診断で判定できるのは、「滑り出してから」の速度である模様です。

確かに、スマホのテザリングの方が速度診断の結果は悪いのに、体感値では明らかに速いという状態だったもんなあ。

 

もしあなたが、大規模なマンションにお住まいで、同じような状況の場合、スマホのテザリングを試してみてください。速度診断で十分な速さが出ているにもかかわらず、スマホのテザリングを使った方がネットが速い場合、同じような問題が発生している可能性が高いです。

 

マンションネット問題の解決策は・・・

 

この問題の解決策は、回線そのものを変えるしかありません。マンション全体共用の、満員状態の回線から脱出して、自宅専用の回線を持つ必要があります。

 

私の場合、モバイルWifiを使うことにしました。

 

これだと、自分専用の回線なので、マンション内での回線の混み合い具合を気にする必要はありません。みんなが満員状態のウォータースライダー的ネット回線に並んでいる間に、横からスイっとネットにつなぐことができます。

 

回線速度は、スマホのテザリングと大体同じくらい。

表示される速度は少々遅くなりましたが、体感的に速度は上がりました。

 

スクリーンショット 2017-07-11 22.08.44

 

動画視聴も含め、普通に使う分には不都合は感じない水準です。

 

モバイルWifiを使う場合の注意点は?

 

モバイルWiFiを自宅のネット回線として使う場合の注意点は、「通信制限」です。

運営会社やプランによっては、1か月あたりの通信量の制限がある場合があるのですが、自宅のネット回線として使う場合は容量が不足する場合が多いです。

モバイルWiFiを自宅のネット回線として使うのなら、通信制限がないプランを使うことをお勧めします。

 

私はWiMax系のギガ放題プランにしています。これは、月あたりの通信制限がないので、お勧めです(ただし、3日間で10GBを超えてしまうと、通信制限が発生してしまいます。4K動画などの視聴を1日長時間される方には、厳しいかもしれません)。

 

WiMaxのプロバイダごとの料金・キャッシュバック比較

 

さて、WiMax自体はKDDI系のUQコミュニケーションズという会社が提供している回線ですが、サービス申し込み先のプロバイダは色々な会社があります。Wimaxの場合、回線自体は同じものを使用しており通信速度は変わらないようですが、料金プランやキャッシュバックキャンペーンの金額に差があるようです。

 

以下に、各社ごとの価格を、25か月間の実質負担額の観点でまとめてみました。(初回の縛りが終わって、解約できるのが26か月目です。)

 

留意点として、

・ 各社とも、契約手数料として、記載されている金額に加え3,000円の契約手数料が発生します。

・ 2年縛り(25か月縛り)があり、初月から13ヶ月目までの解約手数料は19,000円、25ヶ月目までの解約手数料は14,000円です。

・ 金額は、いずれも「税別」です。

 

Eleven(KDDI系列) 1−3か月 3,495
4−25か月 4,130
キャッシュバック 28,000
実質合計 73,345

※ auスマホとともに利用すると、スマホ料金が毎月934円割引になります。

GMOとくとくbb 1−3か月 3,609
4−25か月 4,203
キャッシュバック 31,000
実質合計 73,613

 

ラクーポンモバイル 1−3か月 2,312
4−24か月 2,996
25か月 4,034
キャッシュバック (1000)ラクーポンのみ
実質合計 73,886

※ 現金キャッシュバックはありませんが、ラクーポンチケット1000円分がプレゼントされます。現金じゃないので、実質合計はキャッシュバックなしとして計算しています。

so-net(キャッシュバックあり) 初月
2−3か月 3,495
4−25か月 3,985
キャッシュバック 20,000
実質合計 74,550

so-net(キャッシュバックあり 初月
2−3か月 1,480
4−25か月 3,480
実質合計 79,520

 

ニフティ 1−3か月
4−25か月 4,350
キャッシュバック 20,000
実質合計 75,700

 

DTI 1−3か月 3,500
4−25か月 4,300
キャッシュバック 29,000
実質合計 76,100

 

GMOペパボ 1−25か月 3,609
実質合計 90,225

 

新星コーポレーション
(キャッシュバックなし)
1−2か月 2,780
3−25か月 3,980
実質合計 97,100

新星コーポレーション
(キャッシュバックあり)
1−2か月 2,980
3−24か月 4,380
キャッシュバック 10,000
実質合計 96,700

 

シナジーパートナーズ 1−3か月 3,696
4−25か月 4,380
キャッシュバック 10,000
実質合計 97,448

 

ブロードWimax 1−3か月 2,726
4−25か月 3,411
実質合計 83,220

※ 公式サイトでは18,857円相当が無料と書かれていますが、これは他のプロバイダでは設定されていない「初期費用」がブロードWimaxでは設定されていて、それが無料になるだけです。特に他のプロバイダと比べてお得なわけではありません。もちろん、実質合計にはこの「お得もどき」の金額は反映させていません。

 

一番実質合計額が少なかったのは、Eleven(KDDI系列)でした。

auスマホを使っていると月額934円の割引を受けられるので、これよりさらにお得になります。

Elevenの公式サイトはこちら
続いて、GMO、ラクーポンモバイル、といった感じです。

GMOとくとくbbの公式サイトはこちら

ラクーポンモバイルの公式サイトはこちら

 

ネット上のランキングサイトなどでやたらと評判が高いブロードWimaxですが、実質合計額でみるとあまり条件が良くありません。このからくりは、見てくれの割引額にあります。

このプロバイダですが、上でも少し書きましたが、他のプロバイダでは設定していない初期費用を設定しており、それを無料扱いすることで、お得であるかのように見せているんですね。要はマッチポンプです。

ですので、こちらはあまりお勧めできません。